先日16番札所まで打つことができたので、今度は徳島県の最後の札所、一番南に位置する薬王寺を目指す。
以降はそこからいわゆる逆打ちのコースで県内の札所を回るもくろみ。
結構距離があるのでいつものように昼過ぎ頃出発、ではなく早起きして10時過ぎには暖機してスタート。
55号線をまっすぐ南へ。
まずは給油。7リッターほど入った。
いつもこちら側に走るときは阿南で55号線を左に迂回していたのだけれど、今日はバイパスを通過。
トンネルを経由するとびっくりするほど楽ちんに走れた。今まで随分と損していた気分。
大菩薩峠の前を通過し、更に南下。左折してE55、日和佐道路に入る。
無料区間だが、80キロ制限区間が続くので渋滞もぜずで比較的スムーズに走れる。しかし我が愛車エストレヤにとっては80キロ以上でずっと走行するのはちょっとしんどいかも。
日和佐道路を終点で降りると、すぐに薬王寺の門前。
駐車場は宿坊や温泉なんかがある施設と共有らしい。
立派な仁王門を通り、厄年の数だけある石段をえっほえっほと登る。
いつもながら思うのはお遍路さんはみんな総じて健脚だなぁ、と。歩くのはもちろんだが、これだけ急な石段があるお寺ばかりだと、ほんと足腰が強くないと廻れないよなぁ。
薬王寺は厄除けのお寺。
瑜祇塔という朱の塔からは、美波町、というか旧日和佐の町が一望できる。
このお寺も非常に立派な伽藍だ。納経所も本堂のそばと、下の門前にもあるようで、お土産屋さんというか、お遍路グッズも売っていた。
美味しい人気店と聞いているラーメン屋、麺屋藤を目指すのだ。
19号線はゆるやかなワインディングロードが続く非常に走りやすい道。お天気もよく、紅葉も始めっていてものすごく気持ちがいい。
麺屋藤はやはり人気店のようで、正午過ぎに到着したワタシの前には3人ほどのはみだし、更に店内に入ってからはワタシの後に5,6組が並び始めた。
店主イチオシという醤油ラーメンは、なるほど人気があるのもわかるし、こんなドコモの電波しか届かぬ奥まったところまでみんな食べに来るのもうなずける味。
美味かった。
(続く)
2020/10/27