朝、目が覚めて、枕元のアレクサに天気を聞いたら一日を通して晴れで、20度以上まで気温が上がるというので、喜んで飛び起き、出発の準備。
今日はちょうど一年前に打ったものの、その当時は納経所で御朱印を押してもらうという行為を習慣としてしていなかった、3番から10番までの札所を目指す。
一日では8つの札所全部は回れないかなぁ、とも思っていたが、一度行ったことがある寺ばかりなのでスムーズにお参りできて、結局切幡寺まで登っていくことができた。
3番札所 金泉寺(こんせんじ)
流石に日曜日、駐車場もいっぱい。門のずっと奥の入り口の橋あたりに停めて参拝。
前回打った時には井戸を覗き込んで自分が映ってるのを確認した記憶が。
本堂の左に倶梨伽羅竜王像。
4番札所 大日寺
参拝後、納経所の職員さんが「いいタイミングだねぇ、数分前だったら団体さんでしっちゃかめっちゃかだったんだよ、ココわたし一人しかいないからさあ」という話を聞く「逆打ち?」と聞かれたので「いえ、順打ちです」と答えたが、厳密には順打ちってわけでもないのかな。まあでも次に3番に向かうのか5番に向かうのか、という意味では順打ちなので問題なかろう。「じゃあ大丈夫だね、さっきの団体さんは逆打ちだから。きっと次も大混雑だよ」
このお寺は本堂と大師堂を繋ぐ回廊があり、弁財天女、青面金剛、そして、三十三体の西国霊場の観音菩薩像が安置されている。
5番札所 地蔵寺
地蔵寺というからにはやはり本尊は地蔵菩薩(延命地蔵)。境内には水琴窟の水子地蔵尊が。
このお寺の納経所では御真影を袋の中に入れて渡してくれた。これは23札所の中で初めてだ。ちょっと感激した。
たらちね大銀杏と呼ばれる樹齢800年の巨木がすごかったなあ。
前回は上の五百羅漢を拝観したが、今回は先を急ぐので失礼する。
6番札所 安楽寺
温泉山瑠璃院という名前の通り、宿坊に温泉が湧いているという安楽寺。非常に立派なお寺だ。本堂の中に納経所があるというのが特徴。
竜宮門形状の仁王門から出て、駐車場横の売店で二輪用とあるベルトのような形の交通安全お守り購入。500円。さっそくサイドバッグ後方に付けてみた。
ちょうど到着した老夫婦のお遍路さんが、エストレヤのナンバーを見て、「富士山?静岡からいらしたの?」と驚いて聞いてきたので説明するのも面倒なので「そうです」と答える。
7番札所 十楽寺
鐘楼門形状の山門。御本尊は阿弥陀如来。
目の病にご利益があるという治眼疾目救歳地蔵尊と、良縁を結び、悪縁を切る両方の願いを兼ね備えた、愛染明王が祀られているお寺。
そして納経所が非常に立派。
8番札所 熊谷寺
広い駐車場にバイクを停めると、境内には御詠歌が流されている。
まずは多宝塔がお出迎え。紅葉が美しい。前へ進むと立派な仁王門。更に奥に進むと本堂。
大師堂は石段を登った上にあり、前回はここで般若心経を朗々と唱えてるお遍路さんと一緒に参拝した記憶が。
納経所で「切幡さんで、バスを合流して・・・・」という会話をしていたバスの運転手さんのはなしが聞こえたが、このあと切幡寺で、もしやこれが?という状況に遭遇。
9番札所 法輪寺
結構畑の中にあり、周辺はほとんど何もないので、本当にこの道でいいのかなあ、と思いながら進む。
一年前に訪れたときは門前のお団子屋さんで草餅を買って帰ったのだけれど、コロナのせいだろうか、営業してないようだった。残念。
納経所 はお遍路さんの休憩所にもなっている東屋のような素敵な建物を奥に進んだところに。
10番札所 切幡寺
今回は上の駐車場までバイクで登ってみようかなぁ、とも思っていたのだけれど、到着したら日曜ということもあって駐車場は満車で上には上がれず。下の門のところの駐車場もいっぱいで、停めるのを待っている車も数台いた。
道の端にバイクを停め、意を決して石段を登る。
1つ目の石段を越えたところで、マイクロバスが路肩から脱輪して、レッカー車が車体を持ち上げてレスキューしているのに出くわした。怖いねぇ。
これはけが人も出ているのではないかと心配してたら案の定救急車が到着。どうやら下の駐車場満車の看板は、この事故のため通れない、という意味だったのかも。
そして熊谷寺で聞いた、ツアーのお遍路さんをバスで拾って合流してきた、というのはこの事故の影響だったのか。
八つの札所を打ち終わり、御朱印も徳島県内は全て頂き、とりあえずの結願としてバイクに跨り帰宅の途へ。
帰りは吉野川北岸の川沿いを走って市内に戻る。
15時半帰宅。
5927.8キロ走行。
今日もいい休日でした。
2020/11/15