名桜大学から本部の渡久地港へ続く山道のような県道84号線は、沖縄そばの人気店がずらりと軒を並べる本部そば街道、いわば「すばストリート」だ。
以前からこの道を通って美ら海水族館まで行ってみようと思っていたのだけれど、ようやく実現。
まずは一番手前のそば屋よしこだ、と出発しようとするとなんと金曜定休。
早速出鼻をくじかれたが、(五郎さん的に言うとガーンだな)そのちょっと先のきしもと食堂八重岳店を目指すことに。
かなり気温と湿度が高いが、走り続けているぶんには風が心地よい。
ゆっくりと山道を登っていくと右手にそば屋よしこを発見。
営業日で、のぼりや、駐車場に車がある状態ならいざしらず、休業日の様子は、やや廃墟のような建物にも見えなくもない、良く言えば素朴な店構え。
知らなかったらとてもじゃないが寄ってみようとは思わないだろうなあ。
きしもと食堂さんは那覇から寄留してきた岸本オミトさんが、明治38年に当時山原船で賑わってた渡久地港に開業。
自ら伊豆味から取ってきた薪で灰汁をとって作った麺とグルクンで作った自家製の蒲鉾が特徴だったそうだ。
現在は4代目があとを継いでこの木灰のそばという伝統を守っている。
なるほどなあ、ひとくちに沖縄そばと言っても驚くほどそれぞれの店に特徴があって個性的だ。ちょっとずつ、あるいは大きく全部それぞれ違う。
奥が深い。
満足して店を出る。
右折して店に入ったのをすっかり忘れて、もと来た道を戻って来てしまってることに、しばらく走ってから気づく。
戻るのも鬱陶しいので、そのまま走り、58号線へ。
先日、通過しただけだった屋我地島をもうちょっと走ってみようと橋を渡る。
まさに沖縄、という感じの背の高い草で囲まれた細い道を40キロくらいでゆるゆると流す。
見たことのない植物や、雲の形を眺めながら、時折顔を出すエメラルドブルーの海に感激しつつ一周。
古宇利大橋を渡る。
左右を海に囲まれ、文字通り、空を飛んでいるような感覚。これは何物にも代えがたい体験だ。何度渡ってもいい。
島の北の、ハートロックあたりまで走って、また島を一周。
最近沖縄レンタカーの相場が異常に高騰しているらしいがBMWの、わナンバーとすれ違う。いくらくらいなんだろうなあ。
怖くて借りれないけど。
橋を渡って戻り、58号線へ。
道の駅、羽地の駅やんばるたまごで休憩。オリオンビールの75を2本買って帰る。
我那覇そばに惹かれたが、さっき大盛りのそば食ったばかりだしなあ。
帰りは名護市内、大北から大西へ、いわゆる宜名護野座で城まで戻ってくる。
13:15帰宅。
8568.3キロ。
例によってシャワー浴びて洗濯機回してオリオンビール。
うちなー最高だぜ!
2022/07/15
r.gnavi.co.jp