10:00に予約した美容室に行くべく朝起きたら、あまりに天気が良いので今日はバイクで行くことにする。
9:30にマンションの前で暖機しながら空が青いなあ、と見上げていると、目の前でわざわざ軽自動車を降りてきたサングラスのオバーが
「何見てるの?」と聞いてきた。
いや、別に。天気がいいなあってバイクのエンジンが熱くなるのを待ってるだけですよ、と言うと
「ホントに天気いいわねえ」と、目の前で喋り始めた。
沖縄の人は基本的に話好きで人見知りしないので、大抵こちらが愛想良く受け応えしていると、それに乗じてやたらと話しかけてくる事が多い。
「このマンションは1LDKなの?あなたどこから来たの?北海道?それは寒いわね。その革ジャンカッコいいわね、このマンション何部屋あるの?」
それにひとつひとつ答えてたら突然、
「ヤナギタク」
と言ってじっとこっちを見るので、はたしてこれはなんだ?暗号か?質問か?判事ものか?と思ってたら
「ヤナギタクのラジオでこの間言ってたのね・・・」と勝手に話し始めたので面食らった。
こういう一方的な話し方がうちなーんちゅーの特徴の一つかも知れん。
あとで美容室でスマホで調べたら、ヤナギタクというのは柳卓さんという元琉球放送のアナウンサーのことで、現在はRBCラジオに出てるラジオパーソナリティらしい。
つまりこのオバーが言おうとしたのは、彼が北海道出身で、何やら先日北海道にまつわる話をしたのだ、ということらしい。
なるほど。
いつものように髪を切ってもらったあと、名護本部線を登っていき、山原そばさんへ。
舗装もしてない、石ころがゴロゴロしたワイルドな駐車場はほぼ満車、店の前のベンチでは五、六組程が待っていた。
やはり昼時のこの時間はかなり並ぶんだなあ、まさに人気店だ。
暫くして座敷に通される。テーブル席と小上がりのお座敷。
メニューはシンプルにソーキそばと三枚肉そばの二択。
今回はソーキそばを頂く。
やってきたソーキそばは、かなりゴツゴツした大ぶりのソーキがたくさん載っている。そばも割と量が多そうだ。
経験上ほとんどにおいて、ハズレというお店がない本部のそば街道だが、この山原そばさんも噂に違わず相当高いレベル。人気も頷ける。
満足してお店を出て、そのまま本部港方面へ。
本部大橋を渡り、449号線に出る。
沖縄だけに限ったことではないのだけれど、四輪、二輪に関わらず、運転の下手な人は要するに他者とのコミニュケーションが下手なのではないかなあ、と思う。
ここで止まりますよ、とか、このタイミングで本線に出ますよ、とかの意思表示が絶望的に下手な人が多くて、合流や、割り込みの際に、中途半端なところまで出てきて急に止まる、みたいなことをされると、こちらは「あれコイツ無理やり出てくるつもりなのかな?」などと不安になってしまう。
そういう気配りとか、相手がどう感じるか、という事に対しての重要性が希薄な人は、そもそも運転には向いてないし、いつか自分か、あるいは相手を大きな事故に巻き込んでしまうことになると思うのだ。
瀬底大橋を渡り、久しぶりに瀬底島へ。
橋の上はかなり風が強くて怖いのだけれど、海底の珊瑚の影で色がくっきり分かれる美しい海は最高な眺めだ。
シーズンオフでもあり、瀬底ビーチは駐車場も海岸もとても静かなものだ。
白い砂浜と、とんでもなく透明な海を眺めてしばらくぼんやりする。
海岸はすでに夏の装いだが、遊泳が開始されるのは多分4月。
再び449に戻り、右手に海を見ながら名護市内へ。
14:00帰宅。
9249.8キロ。
帰宅後にタイヤの空気圧を補充。ついでにスクーターも。
うちなー最高!
2023/03/10
r.gnavi.co.jp