昨年、この切幡寺の門前までいったものの、原因不明のエンジン不調により突然エンストして参拝断念を余儀なくされたわけだが、その再度のチャレンジ。
石井、吉野川市、阿波市、土成まではやはり遠い、徳島は広いなぁ。
12度と表示されている道路標識の気温計を見やりつつ、真冬の分厚い雲の立ち込める寒空の下のツーリング。
今日は自分のテーマとして肘を下げ、脇を締め、背中を丸めるというライディング姿勢を常に意識しながら走る。
バイク雑誌のグラビア記事なんかを見て、ネイキッドというか、クラシカルなバイクに乗る姿勢ってこうだよな、なんて思いながら。
今まではどうしても無意識にやや背中が直立気味な姿勢だったようで、これでかなり走りやすくなった気がするんだけど。気のせいかもしれんが。
自分の姿勢って客観的に見る機会がソロツーラーというか、ぼっちには無いんで。
街を走るベテランライダーのポジションを参考にね。
10番札所の切幡寺はなんといっても三百有余段の石段で有名。
駐車場が境内近くの上の方にもあるので、狭くて急な坂をぐいぐい登っていければ車やバイクでもアクセスできないことはないのだが、ここはひとつ、念仏を唱えながら登ってみましょうとある意味での精神修養としてえっほえっほと足をすすめる。
南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛
ここから333段
さらに234段
女やくよけ坂
男やくよけ坂
石段には隅にたくさんの小銭が置かれていました。たぶんお遍路さんが、一段上がるごとに置いていったのでしょう。
流石に頂上まで行き着くと息が切れました。
本堂、大師堂に参拝し、大塔まで更に石段を登り、まちを見下ろしながら缶コーヒーで一休み。
石段を下まで降りると、お遍路装束姿のご夫婦が足立ナンバーの車から降りるところだったのでご挨拶。
わたしの富士山ナンバーのバイクを見て、これで静岡から来たの?と驚いて聞いてくるので、いえいえ徳島市内からですよとお返事する。
車で登っていく方法も伝えたけれど、3ナンバーの大型RV車にはややしんどそうということで石段をお二人で元気に上がっていった。健脚だねぇ。
15時20分帰宅。
4568.1キロ走行。
今日も実に良い休日でござった。
2020/02/03