わりと長かった沖縄の梅雨が明けて、すぐに台風4号が。
なかなかお天気に恵まれずにしばらく乗れずにいたのだけれど、今日はわりと良い感じに晴れていたので11:30出発。
今日は58号線を北上し、R449に入って海岸沿いに本部半島をぐるりと回ってみようかと。
基本的に沖縄のツーリングはオーシャンビューだ。
左手にエメラルドブルーの海を眺めながらほぼ一定の速度、回転数でゆるりと気持ちよく走っていく。
暑いのは確かに暑いのだけれど、走り続けている限りは風が当たるので心地よい。
最近、『禅とオートバイ修理技術』を読んでいるので、バイクに乗っている間は割と形而上のあれこれを頭の中でひっくり返したり捏ねくり回したり(いわゆるシャトーカ)している。
こういう事って、あまりバイク以外の時間ではありえ無い気がしているのだけれど。
バイク乗り特有の感覚だと思いたい、違うかもしれないけれど。
瀬底島にかかる瀬底大橋は端的に言って見事な景観。非常に美しい橋だ。
橋の真ん中、最高部で、いつものように、タンクをポンポンと左手で叩いて合図して、綺麗だなあ、来てよかったなあ、おいと、相棒であるマシンと会話する。
橋のたもとのアンチ浜ではおそらく観光客だろう、早くも海水浴的なことをやっていた。
地元民、つまりはうちなーんちゅーなら海ではBBQかビーパ(ビーチパーティー)をするのだろう。
平日だからおそらくは観光客なんだろうなあ。
島の、まさに沖縄、という風景の中、細い生活道路みたいな道を緩々と走り、また橋に戻ってくる。
さらに北へ。
4月に初めて行った美ら海水族館は大雨で、海の向こうの伊江島も全く見えないくらい豪雨の中だったので、今回はピーカンの海洋博公園内を散歩してみる。
駐車場でバイクを降りてTシャツ姿になると、途端に強烈な沖縄の日差しが。
あまり知られてないようだけれど、美ら海水族館のある海洋博公園は、いわゆる水族館の建物の中に入らない限り入場料の類はかからず全部無料。
施設内のマナティ館やウミガメ館、イルカのショーをやってるオキちゃん劇場も全部タダなのだ。
正直、館内は一度しっかり時間をかけて全部見て回れば、そう何度も高い入場料を出して入るほどのことはない。(個人の感想です)
そんなわけで、お気に入りのマナティの親子や、ウミガメ、巨大なイルカを眺めて過ごす。
マナティ親子はほとんどの時間プールの底の方で寝ているのだが、息が続かなくなってくると水面に出て呼吸して、またプールの底に戻って寝ている。
これは水族館飼育の個体独特のものなのかはわからないけれど、なんというか、個人的に、肺呼吸の水棲動物の面倒臭さと、マナティという動物の憎めない表情というか、オナラしたり糞をひり出したりする以外はほぼじっとしてる妙な生態が好きなのだよなあ。
13:30過ぎに海洋博公園の駐車場を出る。
敷地内はかなり広大なので、この陽気だとすぐ熱中症になりかねない。ポカリをぐびぐび飲んで出発。
505号線を今帰仁村へ。
割と黒い不穏な雲が前方に。いわゆる「かたぶい」、ゲリラ豪雨的なものが心配だけれど、沖縄では日常茶飯事なので、雨を警戒して引きこもっていたらどこにも行けない。
ほぼ本部半島を一周して55号線に合流し、名護市内へ。
ここの交差点を左に行くと屋我地島に渡る橋へ、そしてさらに北に行くとやんばるへと続いていく58号線。次はこっちを走ってみたいね。
名護市街地に入り、ひがし食堂でいつもの軟骨ソーキそば。
どれくらい唐辛子(コーレーグース)かけたら道交法的にアウトなのか。まあ、ひと回しくらいなら大丈夫だろう、多分。
帰りに東江のGSで給油。
14:40帰宅。
8436・6キロ。
すぐにシャワー浴びて、洗濯機回して、オリオンビール!
いやあ、沖縄は最高だね!
2022/07/04
r.gnavi.co.jp