Eres mi única ESTRELLA brillante

エストレヤとオートバイライフ(静岡-徳島-沖縄)

第17番札所 井戸寺

いつものお店で髪を切ってもらったあと、一度帰宅して、12時半にバイクのエンジンを掛ける。


しばらく暖機したあと、今日は井戸寺を目指すのだ。


ほぼ一年かけて、県内の23箇所の札所の最後、いよいよこの井戸寺を打ってすべて制覇したことに。

 

 

まずは給油。5.82リットル入って698円。リッター120円。
燃費は32.4キロ/リットル。


バイパスを人形の家で左折して、そのまま国府へ。


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井戸寺第十七番札所瑠璃山 真福院 井戸寺が正式名称。真言宗善通寺派、本尊は七仏薬師如来


弘仁6年に空海が錫杖で一夜にして井戸を掘ったのだという。

 

 


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参拝したあとに、面影の井戸へ。水を覗いて姿が映ると無病息災だそうだ。


納経所で御朱印を頂き、大きな仁王門を出る。

 


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わらじ!


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気持ちのいいお天気だったので少し足を伸ばそうと30号線を西に走り、石井町を抜けて鴨島町まで50キロペースでゆるゆると走行。この季節は日が落ちてきて寒くなるまでの絶妙な時間がとてもバイクに乗っているのが心地いい。


15時帰宅。
5847.7キロ。
今日もいい休日でした。


2020/11/13

彼のオートバイ、彼女の島

若き竹内力の清々しいほど徹底的に酷い大根演技と、よく意図のわからない唐突でちょこまかとした忙しないモノクロームへの画面転換のわざとらしさがやたらと鼻についた。


原作のクールでシャープ、ソリッドな文体の片岡義男イズムの良さを根本的にスポイルしているどうしようもなくダサい映像化だと個人的には思うのだけれど。
ただ、とにかく原田貴和子の、竹内力同様セリフ棒読み大根役者丸出しな演技をカバーしてあまりある大胆に披露した美しく瑞々しい裸体が全てではないか。


更に、冒頭で巨大なダブサンをサイドスタンドを支点にして方向転換する一連の動作が素晴らしかった。それだけが救いの映画。


ていうか、わたしには大林宣彦作品の良さってものが実はさっぱりなんだよなぁ。

 

 

 

雨のお遍路ツーリング

先日のお遍路での宿題であった、徳島霊場の難所中の難所である第20番札所、鶴林寺を目指す。


朝の時点では天気予報は雨の可能性はあるものの気温は21度まで上がる、ということで11時出発。


ところが出発した途端に小雨模様。

まあ、出発の時点で雨が降っている時は無理を避けるけれど、すでに走り出したあとの雨なら特に躊躇せず。


もう流石に寒いかなぁ、と思ったがヒートテック2枚重ね着が効いて、まったく寒くない。非常に心地いいツーリング日和。


55号線を南に、小松島市に入り、勝浦川を越えたところで右折。
そのまま川の左岸を、徳島上那賀線を走り続け、一時間弱で鶴林寺へと続く山道の入り口に。


そこからはお決まりの急勾配のシケインのような急カーブが続くへんろころがしの道。
2速、3速でゆっくり登っていくが、例によって左側は断崖絶壁のガードレールもない細い道。対向車が来ないかヒヤヒヤしながらゆるゆると登っていく。

 

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鶴林寺の山門前の駐車場は有料で、納経所で支払う仕組み(バイクは無料)。トイレも境内にはないので、ここで。

 

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仁王門のかわりに、その名の通り二羽の鶴が仁王様の位置に。立派な門だ。

 

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門に入ったところでいきなり雨が本降りに。これは困ったなあ、と思いつつ南無大師遍照金剛と唱えながら門の下で雨の止むのを待っていると、数分で小雨に。すごい。まさに霊験あらたか。

 

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境内には江戸時代末期に建てられたという三重塔。
本尊は地蔵菩薩。地元の人からは「お鶴さん」の愛称で親しまれてるそうだ。

 

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鶴林寺を出て、19番札所、立江寺へ向かう。


登りと違って下りはすいすい走れるものの、ちょっと脇に寄ると濡れた落ち葉満載で今にもスリップしそうで怖いシチュエーション。


立江寺到着。

大泉洋が「びた一文払いたくねぇ」と言った有料駐車場の、入り口あたりにバイクを停めて、歩いて境内へ。


隣にどこだか遠くのナンバーのハーレーが停まっていた。

 

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立江寺『四国の総関所』として四国八十八ケ所の根本道場として知られ「子安の地蔵尊あるいは「立江の地蔵さん」と呼ばれてるそう。

境内はさながら庭園のようで美しい。


立江寺を出て、18番、恩山寺へ。

 

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このお寺も山寺だ。しかし焼山寺鶴林寺の、お遍路の心を折ろうとするかのような厳しい道と比べるととても走りやすい。


今日打った3つのお寺には、いずれもおおきな大師の像が。伽藍もとても立派なお寺だった。


恩山寺の納経所では、御朱印と、この恩山寺で授与されている摺袈裟(700円)を購入。


恩山寺を出て、55号線に入り、徳島市へ。


意外にもりょう花の駐車場が比較的空いていたので、鶏塩味玉肉つけ麺を大盛りで。

 

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大盛り無料というので、思わず脊髄反射的に大盛りにしてしまったが流石に多すぎた。ちょっと後悔。

 

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割りスープでつけ汁を頂いて、帰路に。

 

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15時に自宅到着。
5795.0キロ。


サイドバッグやツールバッグを外し、水道水で雨水を洗い流してカバーを掛ける。明日は一日中雨らしいから、あまりいいコンデションではなかったけれど今日行っておいてよかったなあ。


2020/11/01

太龍寺、平等寺を打つ

(続き)

 

 

麺屋 藤から195号線で北上し、鷲の里という道の駅へ。ここの駐車場にバイクを停めて、ここから21番札所、山頂の太龍寺へとロープウェイで向かうのだ。

 

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太龍寺へは徒歩での遍路道以外のアクセス方法は事実上このロープウェイのみ。

まあ、無理して悪路を走破する猛者もいるそうですが。


21番太龍寺はいわゆる「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」の太龍である。


この往復2600円のロープウェイ。いきなり那珂川を越え、山を二つ越えるというものすごい行程。2775メートルを11分かけて太龍寺山山頂の境内へ運んでくれる。

 

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もののけ姫で見たような大桧に覆われた山は、本当に巨大な山犬でもいそうな雰囲気。


太龍寺は西の高野と呼ばれるお寺。19歳の大師空海が舎心嶽にて百日間の「虚空蔵求聞持法」を修法した場所ということで、非常に荘厳な雰囲気だ。

 

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ロープウェイ乗り場できのこ茶のお接待を受けて、山を降りる。

 

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さて、ここから北へ向かって20番札所の鶴林寺を打つか、南へ向かって22番の平等寺を打つか、しばし考えたが、お鶴はちょっとこの時間では難易度が高そうな気がしたので、(これはあとから思えば結果的に大正解の判断だった)川沿いを走って平等寺へ。

 

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平等寺ではちょうど護摩祈祷をやっているところで、本堂にて「南無大師遍照金剛、南無大師遍照金剛、南無大師遍照金剛」の名号を延々と唱える行をおこなっていた。


驚いたことに、本堂の下の納経所の横では、その護摩行の様子を生中継で大きな液晶テレビで放映しており、百万遍の勤行を今何遍目なのかとか、一分間に何遍唱えているかの情報が表示されていて、思わず見入ってしまった。


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帰宅してから平等寺のサイトを見てみたら、それどころか本堂の内陣を24時間ライブ配信していると聞いて、すごいもんだなぁ、と感心。

 

コロナ禍で参拝を自粛している方とか足腰の問題で本堂前の石段が登れない方にもお勤めや護摩を見ることができるようにという配慮。すごい。

 

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平等寺を後にして、帰りは阿南市の上中町、羽ノ浦町の道を北上し、33号線と55号線の交差点で小松島に出て、徳島市内へ戻ってきた。


16時半帰宅。一日で130キロ。流石に疲れた。
5734.5キロ走行。

 


いい休日でした。


2020/10/27

第23番薬王寺、そして麺屋 藤

先日16番札所まで打つことができたので、今度は徳島県の最後の札所、一番南に位置する薬王寺を目指す。


以降はそこからいわゆる逆打ちのコースで県内の札所を回るもくろみ。
 
結構距離があるのでいつものように昼過ぎ頃出発、ではなく早起きして10時過ぎには暖機してスタート。


55号線をまっすぐ南へ。
まずは給油。7リッターほど入った。


いつもこちら側に走るときは阿南で55号線を左に迂回していたのだけれど、今日はバイパスを通過。
トンネルを経由するとびっくりするほど楽ちんに走れた。今まで随分と損していた気分。


大菩薩峠の前を通過し、更に南下。左折してE55、日和佐道路に入る。

無料区間だが、80キロ制限区間が続くので渋滞もぜずで比較的スムーズに走れる。しかし我が愛車エストレヤにとっては80キロ以上でずっと走行するのはちょっとしんどいかも。

 


日和佐道路を終点で降りると、すぐに薬王寺の門前。

 

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駐車場は宿坊や温泉なんかがある施設と共有らしい。
立派な仁王門を通り、厄年の数だけある石段をえっほえっほと登る。


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いつもながら思うのはお遍路さんはみんな総じて健脚だなぁ、と。歩くのはもちろんだが、これだけ急な石段があるお寺ばかりだと、ほんと足腰が強くないと廻れないよなぁ。


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薬王寺は厄除けのお寺。


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瑜祇塔という朱の塔からは、美波町、というか旧日和佐の町が一望できる。


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このお寺も非常に立派な伽藍だ。納経所も本堂のそばと、下の門前にもあるようで、お土産屋さんというか、お遍路グッズも売っていた。


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薬王寺を後にして、19号線に入り、那珂川の流れる那賀町へ。

 

 

 



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美味しい人気店と聞いているラーメン屋、麺屋藤を目指すのだ。

19号線はゆるやかなワインディングロードが続く非常に走りやすい道。お天気もよく、紅葉も始めっていてものすごく気持ちがいい。


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麺屋藤はやはり人気店のようで、正午過ぎに到着したワタシの前には3人ほどのはみだし、更に店内に入ってからはワタシの後に5,6組が並び始めた。

 

 

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店主イチオシという醤油ラーメンは、なるほど人気があるのもわかるし、こんなドコモの電波しか届かぬ奥まったところまでみんな食べに来るのもうなずける味。
美味かった。

 


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(続く)


2020/10/27

 

tabelog.com

『オートバイ・ライフ』(斎藤純/文春新書)

 

ヒトとオートバイとの融合と調和。つまりは精神とメカニズムの融合と調和。
まさにいつもバイクに乗っているときに感じる感覚を、この本で改めて言語化されて、なるほど、そうだよな、と思う。


全編を通して示唆に富み、いまだ古臭くならず、また説教臭くもならないところに魅力を感じる。


何故に我々はかようなバランスの悪い、不安定な乗り物に跨り化石燃料排気ガスに変え、大気を汚しながら旅に出るのか。
その答え、その理由が朧げながら本書を通して見えてくるような気もするし、或いは余計に謎に包まれるような気もする。


まあそれはひと次第。


だからなのかもしれないが、前輪が2つ或いは後輪が3つになってしっかり安定して左右に倒れることのない乗り物には全く興味は無いし、ましてや股の下で燃焼を繰り返す内燃機関ではなく、電気で動くようなものになんの魅力も感じない。

 


斎藤純氏の著作を読むと、本の中で紹介されている数々の書籍を読みたくなるのだけれど、いつものことながらその殆どが電子書籍化されておらず、それどころか今では品切れ、絶版の憂き目にあっておりほぞをかむ思い。


まあ、この本、『オートバイ・ライフ』自体も電子化されていないので、先日ブックオフでようやく見つけたわけだけど、久しぶりに紙の書籍を読むと、ページがあっけなくはずれてきて(ページを折り返して読むという自分の読み方にも問題があるにせよ)、あれ?こんなに新書って弱い造りの装丁だっけ?とびっくりした。
文春新書だけなのかもしれんが。いずれにせよ、そういう意味でも、およそこの世の活字が印刷されてあるもの全ては、電子化されて然るべき。

 

 

 

第十二番札所 焼山寺

昼くらいまでゴロゴロ寝ていたのだけれど、どうやら昨日に引き続いていいお天気のようなので、やり残している宿題とも言える焼山寺へ向かうことに。

 

 

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この十二番札所の焼山寺は、おそらく徳島県内の23箇所の札所の中で最も過酷で厳しいルートを通っていく場所。
いわゆる遍路ころがしと言われる険しい山道だ。


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もちろん現在では車道ができていて境内までアクセスできるようになってはいるのだけれど、相当しんどい行程であるのは間違いない。


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ちなみに「へんろころがし」、という言葉は、お遍路さんが転ぶほどの険しい道、という意味ではなくてお遍路さんの心が折れる、メンタルをやられるという意味での転がしなのだそうだ。


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色々と調べてみると、十一番の藤井寺から、この焼山寺へ向かう道(弘法大師が実際に歩いた12.5キロのルートが本当のへんろころがし)が難儀なので、車でお遍路するならば焼山寺へはむしろ神山町から438号線を通って向かうほうが楽なようなのだ。


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そんなわけで昨日は藤井寺のあと、焼山寺をスキップして13番、14番、15番、16番と回ってきたわけでして。


目印の、ショップかたやまという商店の前で右折して、いよいよここから山道だ。急勾配のシケインが続き、路肩は奈落の底。ガードレールもない。バイクはともかく車を行き違うのもちょっと無理ではないか、という狭い道。


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流石にここはバスは通れないだろうなぁ、なんてことを思っていた途端にバス停があったりして、驚くことばかり。


ひやひやしながら、ギアを頻繁に変え、どんどん登っていく。
さすがは八十八箇所中、二番目の高地にある山岳札所。


杖杉庵は帰りに寄ることにしてそのまま横を通過し、更に上る。

 


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ようやく駐車場の標識が見え、ほっと一息。
いやはやものすごいところだ。ちょっと舐めてたねぇ。


駐車場から本堂までは岩山を迂回するように回る。立派な石仏が並んでいて壮観だ。


反対側はさっき上がってきた道を見下ろす素晴らしい景観。


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石段の上に仁王門が見えてきてようやく到着。たしか「水どう」では深夜にこの土手というか岩山を駆け上って入った映像を見たような記憶が。


焼山寺の本尊は虚空蔵菩薩


虚空蔵菩薩といえば、空海が若き日、大瀧岳や室戸岬で修行した虚空蔵菩薩求聞持法を思い起こすわけです。

 


境内に入ると、ちょうどツアーでお参りしていたお遍路さんたちが読経してたので混じって般若心経を。

 


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納経所で御朱印をいただき、(ここで車で来たかを聞かれ、駐車場代も支払います。バイクは200円)境内を後にする。


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駐車場から数百メートルほど下ったところ、杖杉庵へ。
衛門三郎の伝説、つまり逆打ちの始まりになったという話を読み、参拝。
ちょうど今年はうるう年。逆打ちしているお遍路さんも大勢いるのだろう。

 


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帰り道は行きと全く同じルート。ほぼ車がいない道なので快適快適。50キロをずっとキープして走行。


15時帰宅。
通算5605.3キロ走行。
二日間で140キロ走りました。


疲れたけど良い連休でした。


2020/10/21