Eres mi única ESTRELLA brillante

旅とGRとエストレヤ

伊豆下田ツーリング(その2)

下田オーシャンパークホテルはたしかにその名の通り、目前に下田の港や海が見えるオーシャンビューな旅館。
 

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雨が降っているので入り口の軒先にバイクを入れさせてもらって、さっそく源泉かけ流しということらしい温泉へ。
早い時間のせいか誰もいない。貸切状態だ。

やたら温度が高い熱い湯で、途端にのぼせそうになる。湯船から立ち上がるとこの浴場の窓からも客室同様に海が見わたせる。
 
目の前の大きな通りを挟んで、広い公園が見下ろせる。
まどが浜海浜公園というらしい。こんな天気なので人影はほとんど見えないが、物好きにも傘をさしてカッパを着せた犬を散歩させている人が見えた。
 
しばらくそのもの好きな人と犬の様子を眺め、身体が冷えてきたらまたざんぶと湯船に飛び込む。その繰り返し。雨は相変わらず降り続けているが、やはり悪天候の中でも来てよかったなぁと思う。
 

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風呂上がりに一休みして、部屋のテレビで太田和彦の番組など見つつ時間を過ごし、あたりが暗くなる頃に、フロントで傘を借りて下田市内の繁華街とは名ばかりながら、駅前の飲食店が立ち並ぶ界隈へと出かける。
 
磯の匂いが微かにする大きな川に掛かる橋をわたり、ホテルから15分ほど廃業した大きな旅館が立ち並ぶ細い道を歩くと、前方に街の明かりが。
東急ストアは懐かしい。北海道の北見にいた頃以来だろうか。
 
思っていたのとはちょっと違う雰囲気の店ではあったが、これまた金目鯛の料理でいささかなりとも有名な、魚河岸という居酒屋とか飲み屋というよりは定食屋と行った感じの店へ。
 
夜でもやはり金目鯛の煮付を頼むと「単品ですか?定食ではなくて?」と聞き返される。やはり定食がメインの店なのだろう。
 

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瓶ビールと塩辛を肴に、煮付けが出てくるまでのんびり待っていると、地元の旅館に勤めているらしい常連のおばあちゃんがやってきて、店の主人と世間話。聞くともなしに耳を傾けていると、この伊豆半島南部というか、伊豆下田あたりの経済状況というか景気についていろいろと面白い話が聞けた。
 

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二軒目に行こうと思っていた「洗濯船」というバーが、例によって定休日ボーイの神通力によってか、あいにく休日であったので、ふらふらと駅前通りに戻り、JAZZと大きく壁に文字を打ってある喫茶店だかバーだか、はたまたなにか別の店だかわからないような佇まいの、入りにくいことこの上ない店構えの店に入ってみる。
 
頭頂に僅かな髪の毛をちんまり残しただけのなかなかの趣のある風情のマスターが、飲み物くらいしかないけど、とカウンターを顎で指す。
 

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この何処と無く憎めないキャラのみょうちきりんなおっさんこそ、横浜や多摩センの広場で楽器はもとより100均グッズなんかも駆使して前衛芸術とも大道芸ともつかないフリージャズの演奏をゲリラ的に行っているトランペッター庄田次郎氏であった。
 
このマスターと意気投合して、ジントニックを数杯飲んだ後は、テキーラをレモン齧りながら青ヶ島(三宅島のさらに南に位置する人口160人の離島)で作られる「ひんぎゃの塩」を舐めつつ音楽談義。
 
でかいスピーカーから大きな音でマイルスが流れ、これOn Green Dolphin Streetですよね?と聞くと、自分で演るのはフリージャズなんだけど、こういうの店ではかけとかないと客来なくなるからさ。って客なんかさっきから誰も来ねーし(^_^;)と思いつつ、カウンターを挟んでひたすら楽しい時間を過ごす。
 
かなり飲んだけれど、マスターを応援する、という名目で1,000円で販売してるインディーズCD込みで3,000円でいいよ、と。
安かったんだか高かったんだかわからんが。

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